病児保育室を併設する小児科クリニックに「産前・産後ケア」を加えた子育て応援総合施設「まちのほけんしつ」が7月1日、長浜市平方町で開業します。小児医療と連携した産前・産後ケア施設は県内で初めてだといいます。産前から子供が幼児期までの孤立しがちなお母さんを切れ目なく支援していくのが狙いです。

 「まちのほけんしつ」は小児科とアレルギー科が専門の医師、中川真哉さん(37)が院長を務める「すこやかkids(キッズ)クリニック」と、妻で保健師の僚子さん(33)が代表を務める任意団体「産前・産後ケアきずな」で構成。クリニックには「病児保育室ぽかぽか」(定員4人、開業時期未定)が併設される予定です。

 「きずな」はクリニックの2階にあり、助産師3人、保健師2人を配置。出産後、ホルモンバランスや環境が変化することで気持ちが落ち込みやすくなっているお母さんを、個別育児相談やグループ勉強会などを通して支えていきます。沐浴(もくよく)やおむつ替えなどの指導の他、専門家によるベビーマッサージなどを行う「子育てサロン」も開催します。

 僚子さんは「産後、落ち込みやすくなっている母親を大切にすることが、子供を大切にすることにつながる。大変な時期に母親が生き方や子育ての悩みを相談できる場にしたい」と話しています。